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2023.01.30更新日

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医学部専門予備校を選ぶ時のポイント等を紹介

大学に合格するためには、学校と独自の勉強だけでは不十分だと考え、予備校に通う人が多くいます。どの学部においても同様にいえることですが、特に医学部を目指す学生は予備校に通う割合が高いです。しかも、いわゆる一般的な予備校ではなく、医学部専門予備校とよばれる医学部受験に特化した学習ができる予備校に通うケースが多いのです。

では、医学部専門予備校と一般的な予備校とは何が違うのでしょうか？また、医学部専門予備校にはどんなメリットがあるのでしょうか？今回の記事を参考に予備校を選んで合格をつかみましょう。

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1.医学部専門予備校とは？

医学部専門予備校とは、医学部受験対策に特化したカリキュラムや指導を行う予備校です。また、大手予備校の中にも医学部コースという専門のコースが設けられていることもあります。医学部専門予備校では共通テストや大学ごとの試験対策はもちろん、面接や小論文の対策も含まれているのが特徴的です。

志望校対策の内容も一般的な予備校とは違います。まず、学習レベルが非常に高いのが特徴です。医学部に合格するには、複数科目の学習に加え、かなりの高得点が求められます。そのため、授業で扱う内容はかなり高度で、点数を取るためのポイントに絞って指導がなされます。

医学部専門予備校では高レベルな学習をすることもあり、個別もしくは少人数での指導が多くなります。そのため、学費は一般的な予備校よりも高くなる傾向が見られます。学生の学習レベルによって一般コースと選抜コースに分かれることもあり、一般コースになるとさらに高くなります。

さらに多くの医学部専門予備校では、入塾する際に入塾試験や学力診断が設けられています。入塾試験や学力診断は学力によって入学後のクラス分けや学習方針を決める目的があり、成績によっては学費免除の特待生資格をもらえる場合もあります。このように個人の学力レベルから効率よく志望校合格を目指すための工夫や、費用面の負担を減らしたい受験生への対応など、様々な状況下の受験生に対応していることが多いです。

2.医学部専門予備校に入塾するメリットとは

大手予備校よりも学費が高めな医学部専門予備校。そんな医学部専門予備校をなぜおすすめするのでしょうか？それは、医学部に最短で合格できるメリットがたくさんあるからです。

2-1.プロ講師からの直接指導で無駄を減らす

医学部専門予備校の講師は医大ごとの出題傾向を踏まえた学習法を指導できるのは当然ですが、医学部受験生の悩みを経験則から対応できるため、一般的な予備校では解決が難しい問題も簡単に解決することができます。また、学習の質が高いことも特徴のひとつです。医学部専門予備校では少人数ゆえに学生と生徒の距離が近いということもあり、苦手分野を効率よく改善することができます。そのため「苦手科目がなぜ苦手かわかっていない」と悩んでいる生徒にはうってつけです。講師とマンツーマンで苦手を解決しましょう。

2-2.志望校対策に特化した授業が受けられる

志望校対策の特化授業があるのも医学部専門予備校のメリットです。それは、過去問解説や小論・面接対策など医学部受験には特化授業を受けたほうが楽に学習を進められるからです。過去問解説授業では、ハイレベル問題を基礎的な問題を踏まえて学習を進めるため、思わぬ苦手分野が発覚することもあります。また小論・面接対策授業では教科書には載っていない時事ネタを取り扱えることや、グループ討論対策・小論添削などひとりでは対策不可能な志望校対策を行うことができます。

2-3.モチベーションを維持しやすい

「1年間勉強を続けられか自信がない」「苦手がなかなか改善されずこの先、改善できるか不安」と悩んでいる受験生は少なくないでしょう。そんなときに同じ目標を持った生徒と話しができる環境があることは大きなメリットです。それは、生徒同士で不安を共有したり、合格後の旅行計画を一緒に考えてみるなど、日ごろの雑談の中で不安を軽減しモチベーションを維持しやすくするからです。また、予備校によっては、学生同士の交流を積極的に進めるために、お互いに勉強を教え合う環境や時間を設けている場合もあります。夢に向かって競い、支え合える環境は不安が多い医学部受験生とってモチベーションを維持するためには最高の環境なのです。

3.医学部専門予備校を選ぶ時のポイント

ここまで医学部専門予備校が医学部合格にどれだけ有利なのかをご紹介しました。しかし、選抜コースを含め全国で約150校近く存在する医学部専門予備校。数多く存在する医学部専門予備校の中で、自分に合う塾探しはとても重要になります。そこで、予備校選びをする際に重要になるポイントをいくつかまとめましたので是非参考にしてください。

3-1.受講方法を選ぶ

医学部専門予備校は、主に個別指導か少人数制の集団授業かに分かれます。

まず個別指導は、自分の学習計画に基づいたオーダーメイドの指導が受けることができたり、個別指導中はいつでも質問ができますので、成績を伸ばすために無駄を少なくできます。

一方、個別指導は学費がぐっと高くなります。また、仲間と一緒に授業を受けることがないため、一人だとモチベーションが下がってしまうと不安な方には不利には不向きかもしれません。しかし、他の生徒と交流を持てるように工夫する個別指導塾も存在しますので、「個別指導の授業がいいけど、勉強仲間もほしい」という方はぜひ調べてみましょう。

次にグループ授業は、他の生徒との交流がしやすいことにメリットがあります。授業仲間を作ると、授業問題について考えを深めあったり、先生に質問しやすくなるなどのメリットがあります。

しかし現役生の場合、受講の配分を決めるのが大変です。現役生は学校があるため、予備校での受講時間が少なくなってしまいます。そのため、受講する科目を講師と相談する必要があり学習を進める際の負荷が大きくなってしまいます。また、担当してほしい講師の受講を受けることができないというデメリットもあります。

グループ授業を受ける場合には、講師と相談して勉強計画をあらかじめ入念に設定いましょう。

3-2.環境・サポート体制で選ぶ

浪人生はかなり長い時間を予備校で過ごしますし、休日や夏休みともなれば12時間以上予備校で過ごすことも珍しくありません。それだけに、勉強する環境がしっかりと整っているかどうかは、カリキュラムの質と同じくらい重要なポイントになります。

まずは、自習室の状況を事前に確認することが大事です。授業以外の時間はほとんど自習室で勉強をします。ですので、予備校生の数に対して十分な座席が用意されていること、利用できる時間が長いことをチェックしましょう。また明るさや静かさ、机の高さなど、勉強に支障のない環境が整っているか確認しましょう。また、毎日長時間勉強するので自習の机が自分専用に割り当てられていると自習場所の移動もなく勉強道具や荷物も机に置いておけるなどのメリットも多いです。

また、休憩スペースをチェックしておきましょう。集中を持続するためには、質の高い休憩を取ることも重要です。ゆったりと休めるスペースがあるか、その場所で飲食ができるかなどを事前に確認することをおすすめします。

次に、サポート体制の事前確認が大切です。受験に関する細かな情報を提供してくれたり、進路相談をする機会が頻繁に設けられているかなど充実したサポートが受けられるのかを確認しましょう。単に勉強を教えてくれるだけでなく、自分の弱点の分析や、模試の成績から受験校決定、合格率について正確に判断、アドバイスしてくれるのかを確認しておくことは重要です。他にも、感染症などの影響があって対面で授業に参加できない場合、オンラインで授業を受けられるかということも調べておくと、いざという時に安心です。

3-3.校舎の場所で選ぶ

通いやすいところに校舎があるかどうかは、毎日通うことになる医学部専門予備校を選ぶ際には大事なポイントとなります。自宅から遠く離れていると、移動で勉強時間を割かれてしまいます。また、予備校とその予備校の最寄り駅の距離も重要です。駅から近い予備校のほうが移動のストレスも少なくなります。

通いたい予備校が近くにない場合は、寮のある医学部専門予備校を選んでもよいでしょう。登下校の際に勉強道具や教材を購入できるお店があると勉強時間を無駄を省くことができます。

3-4.体験授業を実施してみて選ぶ

ほとんどの医学部専門予備校では、入学前の体験授業を実施しています。多くは春休みなどの時期を使って開催していますので、気になる予備校があれば授業を体験してみましょう。その際には、講師との相性を確かめることも大事です。質が高い指導をしてくれることは大事ですが、やはり人間同士の付き合いとなりますので、自分のやる気を起こしてくれる講師、質問がし易い講師に当たると、成績が伸びやすいのも事実です。

また校舎に行ってみて、自宅や学校から通うのに無理はないか、校舎の雰囲気は自分に合っているかを確認しましょう