2024.11.28更新日

全学年

再受験生が医学部予備校を選ぶときのポイントは?

医学に興味があっても、様々な理由で現役時代には医学部進学を断念せざるを得なかった人は少なくありません。一方、現役で医学部進学を諦めた人の中で、社会人になってから再び医学部を目指したいと思う人が少なくないことも確かです。

そこで今回は、医学部への再受験のポイントを紹介します。医学部進学のポイントは沢山ありますので、ぜひ最後までご覧ください。

☑完全無料・面談時間無制限で疑問を全て解決
☑現役プロ講師陣が面談を担当します。
☑5分で簡単お申込み

1.医学部再受験とは?

医学部の「再受験」とは、一度違う学部の大学に進学する、または、就職して仕事をしている状態から、医師を志し医学部入学を目標にする人のことです。医学部は学力面でハードルが高いのはもちろんのこと、6年間の学生期間を必要とするため経済的なハードルも高いです。そのため、現役では合格できず家庭の事情により「浪人」を選択できないため再受験を選択するという学生が多くいます。

そもそも、「再受験」と「浪人」という言葉には多少の違いがあります。

「浪人」とは、現役合格が叶わなかったため、翌年の試験で医学部への進学を目指す人のことを指します。高校3年生の時に医学部への進学が叶わなかった受験生が、医学部以外の学部への進学や就職をせずに次の年の受験に向けて受験勉強を始めるのがスタンダードです。

一方「再受験」とは、高校3年生の時に医学部への進学が叶わなかったことは「浪人」と同じですが、医学部以外の学部に進学した人が、その大学を卒業または中退してからもう一度、医学部受験にトライすることを指します。また、現役合格が叶わなかったため就職して、働きながら受験をする方法も「再受験」といいます。

2.再受験の方法

浪人生であれ再受験であれ、また現役生であれ、医学部の試験の内容や方法は同じです。学校によっては大学を卒業している人向けの「医学部学士編入試験」という特別な試験を設けているところもありますが、基本的には他の受験生との大きな違いはありません。

医学部に進学しようと思う場合、筆記、面接、小論文の対策をしなければなりません。その中でも、現役生・浪人生と再受験生で差が出るのは面接試験です。現役生・浪人生は面接では「なぜ医者になりたいと思ったのか」「理想とする医師像はどのようなものか」といった内容の質問をされます。これは受験生が医師になるための覚悟を持って受験しているのかを試す意味や、受験生の倫理観や道徳観を試す意味があります。

一方、再受験生は「なぜ医学部以外の別の学部に進学したのか」「就職から学んだことは何か」といった質問をされることが多いです。他にも「どうして再び医学部を目指そうと思ったのか」など、動機や理由を問われる質問も多くされます。このように再受験生の場合は再受験に至った理由や、社会を通じてどのような経験を積んだのかが問われることが多いです。再受験するまでの期間で何を学んで、医師になってからその経験をどう生かすのかを考えておくのがポイントになるでしょう。

もう一つ、再受験生が考慮しなければならないことがあります。それは大学によって再受験の合格率に違いがあるということです。医学部に最短で合格するためにも、医学部再受験の場合には受験する大学について詳しく調べることが重要になります。

3.再受験生が医学部予備校を選ぶときのポイントは?

再受験で医学部を目指す場合、学業に集中できる環境にある学生とは異なり、受験に関係のない事柄もこなしながら勉强に取り組まなければなりません。よって、いかに効率よく受験勉強を進められるか重要になります。また、現役で医学部を目指して勉強していた時からそれなりの時間が経過している場合には勉強しなおすこともたくさんあるため、さらに効率よく勉強することが重要になります。そのため医学部再受験を目指す人の多くは医学部専門予備校に通うことが最短合格のカギになります。その予備校の選び方にもポイントがあるので紹介します。

3-1.集中できる学習環境が整っている

予備校選び1つ目のポイントは「勉強に集中できる環境が整っていること」です。再受験生は受験勉強から長期間離れていたというブランクがあるでしょう。そのブランクは大きく分けて、「試験内容の大幅改定」「勉強への集中力」の2つに分けられます。

現在の高校のカリキュラムは新課程に入り大幅な変更があります。例えば、センター試験から共通テストへの変更や、「数学C」の追加、新教科「情報」の追加などが大きな変化になります。その他にも文章問題の増加など、少しずつではありますが5年前の出題傾向とは異なっています。

そして、社会人として働いていた人の場合、受験に関係するような座学の時間はほとんどとれていなかったのではないでしょうか。長い間勉強そのものから離れていた人が、いきなり独学で受験勉強を始めることは極めて困難です。中には試験までモチベーションを保つことさえ難しく感じる人もいます。

この2つの問題を解決するために集中できる学習環境が必要なのです。大手の予備校も勉強に集中できるような自習室の環境は整っています。しかし、特に医学部専門予備校では集中できる自習環境に加え、個人のレベルにあったカリキュラムが提供されます。このようなレベルにあった学習こそがモチベーションを落とさずに集中し続けられる秘訣になります。

再受験生は受験勉強をスタートするときに自分のレベルを正確に把握してその後、なにをいつまでに終わらせるか明確にスケジュールを立てる必要があります。このスケジューリングは、受験勉強を苦痛にするか、楽しいものにするかの大きな分かれ目になります。ですから、スケジューリングを正しくするために医学部受験のプロがいる医学部専門予備校の講師陣の力を借りることが重要なのです。

ですから、予備校選びのポイントは「静かな自習室」「合格のためのカリキュラム指導」が充実している予備校を探すことにあるのです。

3-2.再受験からの合格実績があるか

2つ目のポイントは「再受験での合格実績があるかどうか」です。医学部受験に的を絞った予備校はたくさんありますが、現役合格が得意な予備校もあれば、浪人や再受験の指導に特化している予備校もあります。そのため、再受験で医学部を目指すのであれば再受験生の指導経験を確認してから予備校を選ぶようにしましょう。

再受験生を指導した経験が豊富にある予備校であれば、再受験生ならではの問題や悩みを上手にサポートしてくれます。例えば、全く別の学部から医学部を受験しようと思っている人は受験科目として何を選択すれば良いか、どのような勉強法が効率的か、ブランクをどうやって埋めていくことができるのかなど、現役生にはない悩みを解決に導きます。中には医学部再受験専用のコースを設けている予備校もあります。

さらに再受験で医学部合格の実績を持つ予備校では、受験情報が豊富にあるため対策が立てやすいというメリットがあります。前述したように、医学部を併設する大学には再受験に比較的積極的な大学とそうではない大学があります。医学部合格を目指すには再受験に積極的な学校選びから始め、きちんとした対策を立てて臨むことが大切です。面接試験でも現役生と再受験生とでは質問内容も変わってきますので、事前に準備をしておくことが重要です。再受験での合格実績を持つ予備校であれば、そうした情報やノウハウをたくさん持っているので対策が立てやすいと言えるでしょう。

3-3.社会人ならオンライン授業など時間に融通が利くか

3つ目のポイントは「オンライン授業にも対応しているか」です。これは特に社会人として働く人が再受験で医学部を目指す場合には大切な点になります。

社会で働きながら医学部受験を目指すには大きな壁があります。それは、決まった時間に勉強できないことや勉強できる時間が定まらないことです。仕事をしていると、急な残業やアクシデントなどがあると思います。つまり、決まった時間に授業を受けることや勉強をすること困難になるのです。それを改善するには、オンラインの体制をとっている予備校を選ぶことも選択の一つです。

最近ではオンライン授業を行っている予備校も多いため、探すことはそれほど難しくはありません。中にはオンライン授業のみを行っているオンライン専門の予備校もあります。そのような予備校のオンライン授業は実際に対面で行うものとほとんど遜色ないクオリティの高いものがたくさんあります。

またオンライン授業の中には、講師と一対一の個別指導スタイルを取っている予備校もあります。そのようなオンライン授業では、自分に合った個別カリキュラムを行ってくれるので、忙しい中でも効率的に勉強することが可能です。疲れている中、そして限られた時間の中で勉強するには質の高い授業が効率的です。

4.まとめ

一度は社会に出たものの医学部への入学を諦めずに勉強をする再開する「再受験」。再受験で医学部に合格するためには、自分自身の問題や学習環境から大学ごとの問題など、普通の受験生以上の工夫をしないと乗り切れない壁がたくさんあります。

そんな多くの負担を解決するのが医学部専門予備校です。医学部専門予備校に通って、勉強方法だけではなく、おすすめの受験校選びや、合格率を上げる勉強スケジュール設定の方法を学びましょう。医学部専門予備校のサポートをフル活用して、自分にかかる負担をなるべく減らし、勉強に集中できる環境を作って医学部合格をつかんでください。

■医学部受験にお悩みの方へ

一般的な大学受験と異なる医学部受験に関して「合格する生徒の特徴は?」「医学部専門と一般予備校の違いは?」「地方含めどんな受験方法がいいの?」など様々なご相談を受けることがあります。

医学部受験にお悩みの方に向けて医学部専門予備校野田クルゼでは無料個別面談を実施しております。医学部受験を熟知している医学部受験指導のプロじっくりお話をお伺いします。