2023.08.24更新日

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社会人が医学部予備校を選ぶ際のポイントを解説

近年、医学部の人気が大きな高まりを見せています。その人気は現役生や浪人生だけでなく、社会人にも広がっています。社会人としての今まで築いてきたキャリアを捨てて医師になるために、再受験する人も多くいます。しかし、医師になるためには理系最難関の医学部に合格する必要があります。再受験にチャレンジしても、医学部に合格できなければ医師になるスタートラインにも立てません。

そこで今回「社会人の医学部受験のポイント」「受験に合格するための予備校を選び」の2トピックを中心に、社会人の医学部合格をサポートします。

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1.そもそも、社会人でも医学受験をすることが可能か? その方法とは?

結論から述べると、社会人からの医学部合格は可能です。実際に、社会人の再受験に人気がある理由の一つは、受験に成功した例がたくさんあるからです。とはいえ、受験情報の中社会人に有益な受験情報はその数自体も少なく限定的です。

そこで以下では、社会人から受験するうえで知ってお得情報を3つ紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

1-1.社会人再受験生が知っておきたいこと その①

まず始めに知っておきたいことは、「学士編入制度」です。

「学士編入」は4年生大学の卒業生または卒業見込みの学生であれば受験することができ、年齢制限のない受験になります。また編入なので、1年生からではなく、2年次や3年次から大学をスタートできるため、一般入試を受けて入学するより短い期間で医師になることができます。様々な研修を終え一人前の医師になるためにはある程度の年月が必要です。編入制度を利用して1年でも早く医師になることは社会人受験生にとってとても有益です。

また、学士編入を含めた再受験は一般入試よりも出願数が少ないので競争率も低い傾向にあります。試験科目も5教科ではない場合が多いので高校時代に一般入試で課せられる5教科が苦手だった人にとっても大きなチャンスになります。

しかし、一般入試とは異なる科目の対策をしなければならないため、勉強する際の参考書や問題集が少なく有効な試験対策をすることに困難を極めることも。一般入試よりも過去問集めやその他の情報収集に時間と手間が必要です。

1-2.社会人再受験生が知っておきたいこと その② 

2つ目に知っておきたいことは、受験勉強開始前の心構えと入念な準備が必要であるということです。再受験の場合、自分が受験生だった時と同じようにいかないことが多いと言われています。そんな問題をあらかじめ知ることで事前に対策をすることができます。

受験勉強で直面する問題はまずは知識面です。過去に勉強した内容でも実際に取り組んでみるとすっかり忘れていることや、自分が受験生だったころは学習範囲外だった内容が追加されているなど戸惑う場面にたくさん遭遇することでしょう。そのため、知識をインプットする際は、過去の知識の蓄え学習量に関係なく、まさにゼロから学習をスタートすることが大切です。

次に直面する問題は、学生時代と同じように、勉強のみに集中することができないということです。学生期間は人生においてかなり異例の期間であるということを忘れてはいけません。それは、学生は食事の時間、移動時間、寝る前の僅かな時間ですら勉強に費やすことができるからです。

社会人を経験した人であれば学生生活がどれだけ異例なことかわかるでしょう。普通に日々生活するには、家事全般はもちろんのこと仕事や人付き合いやお金の管理などやらなければいけないことは山ほどあります。そんな中で毎日勉強のことだけ考える環境を整えるにはかなりの工夫が必要になるでしょう。

社会人から医学部へ再受験を試みる場合、以上の2点に注意して、心構えと環境づくりをすることで受験を最短で攻略することができるでしょう。

1-3.社会人再受験生が知っておきたいこと その③

社会受験生が再受験する際に特に知っておきたいことは、「再受験は情報戦である」ということです。

今の時代ならネットで情報を入手することは簡単ですが、ネットの情報は玉石混交になっています。そんな中で正しい情報、自分にとって有益な情報、最新の情報であるかを見極めることは困難です。まちがった情報を元に受験対策を始めてしまった場合は貴重な時間を無駄にしてしまいます。

また、一般入試で医学部を目指す場合、大学個別の選抜試験だけでなく、共通テストの対策も必要になると考えたほうがよいでしょう。共通テストまでカバーするとなれば、勉強範囲は非常に広くなるため、独力ではすべてをカバーし切れないおそれがあります。

編入学だけを目指す場合は、共通テスト対策は必要ない場合が多くなりますが、その代わり、類似問題の少ない過去問題や、小論文・面接の対策に力を入れなければなりません。これだけ多くの情報や正しい対策法を自分一人で収集するにはほぼ不可能です。

そんな再受験で、情報戦を征するためには第三者のサポートが必要になります。そのような当てがない場合は、迷わず医学部専門予備校を利用しましょう。自分の力だけで様々なことに対応するより、学習指導から受験情報まで最受験に関わる全てを医学部専門予備校にまかせてしまい、自分は勉強だけに専念したほうがよいでしょう。

2.医学部専門予備校とは?

医学部専門予備校とは、その名のとおり医学部受験に特化した予備校であり、多くの医学部合格実績があるのが特徴です。具体的な特徴はそれぞれの医学部予備校によって異なりますが、一般的な予備校に比べ医学部受験生にとって多くの利点があります。

大手予備校との大きな違いはやはり医学部に合格するための対策をするということです。大手予備校では医学部に限らず文系から理系まで全学部に対応する必要がありますが、医学部専門予備校は講師も医学部受験のみに特化し、医学部合格に必要な指導内容と的確なアドバイスを提供しています。もちろん全国の医学部の入試情報にも精通しているため、社会人にとって大きなハンデとなる情報入手の面でも大きなメリットがあると言えるでしょう。

また、講義の形式も医学部専門予備校と大手予備校では大きく違っています。大手予備校の場合、大人数の集団講義がほとんどです。医学部予備校の場合、予備校によって人数は異なるものの、基本は少人数制のクラスに徹しています。なかには、個人指導が受けやすいマンツーマンに近い形式のところもあるほどです。

受験勉強にブランクのある社会人にとって、少人数制のクラスは自分だけ取り残されるようなことも少ないので学習効果も高く、不安もありません。大人数のクラスでは講師に質問するだけでもたいへんですが、少人数制の医学部専門予備校なら細かいことまで質問できるため、不明点を残したまま講義が進んでいくという心配がないのも利点です。

また、医学部専門予備校の場合、生徒一人一人に最適なカリキュラムが組まれるため、どんな状況にある生徒でも最短で医学部に合格するためのサポートが受けられます。

利点の多い医学部専門予備校ですが、費用の違いには注意が必要です。大手予備校と比べて、医学部専門予備校の場合、少人数制と専門性の高さゆえに学費が高額になりがちです。金銭面も考慮したプランを立てましょう。

3.社会人が医学部専門予備校を選ぶ際のポイント

大学入試の予備校というと、以前は現役の高校生や浪人生しかいないイメージが強いものでした。社会人を受け入れる予備校は少数で、受け入れている予備校においても社会人の合格実績はそれほど高いとは言えませんでした。予備校にとっては合格実績が重要なので、学力差の激しい社会人はあまり積極的に受け入れたい存在ではなかったのでしょう。

しかし、近年ではそんな状況は大きく変化しています。医学部人気に加え再受験生の増加により今では多くの予備校が社会人にも門戸を開いています。しかし、受け入れ体制だけ整えても現役生や普通の浪人生との待遇に差を付けている予備校も見受けられます。現役生を優先し、社会人は指定の時間帯のみ予備校を利用可という予備校もあるようです。社会人が医学部専門予備校を選ぶなら、まず、現役生や普通の浪人生と変わりなくサービスを受けられる予備校を選ぶことがなにより大切です。

そのうえで、医学部専門予備校を選ぶ場合、再受験生の受け入れ経験が豊富で合格率が高いところを選びましょう。一般的な受験生と違って、前提となる学力にハンデがあるのが多くの社会人の状況ですから、そんな社会人でも効率よく合格を目指せるカリキュラムを用意している予備校の方が圧倒的に有利です。

加えて、可能な限り少人数制の予備校を選ぶとよいでしょう。大人数のクラスだと、サポートが十分に受けられないおそれがあることは前述したとおりです。医学部専門予備校は大手予備校よりも一般的に少人数制のところが多いですが、具体的な人数はそれぞれ違います。できれば、集団での授業以外に個別指導も受けられるならなおよいです。社会人にとってどれだけ手厚いサポートが受けられるかが重要なのです。

また、科目別に選べるのなら、苦手科目だけでもいいので個別指導が受けられるところを選ぶとよいでしょう。学習上の疑問だけでなく、医学部受験全般について相談しやすいところが理想です。

4.まとめ

社会人の場合、受験勉強から遠ざかっているというブランクの問題があるほか、一般の受験生と違って、勉強に集中できる時間と環境などに大きなハンデを背負っています。それを克服してでも最難関の医学部を目指すには、多くのサポートを利用して自分への負担を減らすことが大切です。医学部専門予備校などを利用して身の周りの環境を整えましょう。

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